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【アメリカ・モバイル】据置:A/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 15i0080

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15- I- 0080 201 6 年 3 月 1 4 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

バイ

(証券コード:−)

【据置】

外貨建長期発行体格付 A

格付の見通し 安定的

債券格付 A

■ 格付事由

(1) メキシコに本拠を置く中南米最大級の通信会社グループの持株会社。格付は、中南米通信市場における強 固な営業基盤、潤沢な流動性と保守的な財務戦略などを主に評価している。他方、格付は事業対象地域に おける強い競争圧力や規制リスクの高まりなどにより制約されている。格付の見通しは安定的。E BIT DA マージンは主要市場における事業環境の悪化などによりやや低下しているほか、財務構成も為替や株主還 元の影響により自己資本が縮小するなど改善の余地が大きい。しかし、強固な営業基盤の維持により相応 の収益力を確保しているほか、15 年末の純有利子負債/ E BIT DA は 1. 8 倍と比較的低水準に維持されてい る。なお、格付は国際展開による国外収益基盤、潤沢な流動性、さらには国際資本市場からの高い資金調 達能力などからメキシコの外貨建長期発行体格付(A - / 安定的)を上回っている。メキシコのカントリー シーリングは(A +)である。

(2) 15 年末のグループ全体の移動通信、固定通信、インターネット、有料テレビを合わせた回線数は 3.66 億 回線、その内 2. 88 億回線が携帯電話である。移動通信の顧客基盤は中南米で第 1 位であり、世界でも第 4 位。傘下の子会社を通じてメキシコやブラジルなど中南米 17 ヵ国、米国、オーストリアや中東欧など 欧州 8 ヵ国で多様な情報通信サービスを提供している。E BIT DA の約 4 割を占めるメキシコでは移動通信 市場と固定通信市場においてそれぞれ 7 割、6 割程度のシェアを有するなど強固な営業基盤を維持してい る。14 年 3 月に当社は規制当局から優位的経済主体と認定され、移動接続料金とローミング料金の大幅 な引き下げを余儀なくされた。当局は市場の競争状態を精査し、16 年中に当社の優位的経済主体認定の 見直しを検討する予定である。国外事業は、中南米最大の通信市場であるブラジルにおいて、移動通信、 固定通信でそれぞれ第 3 位、有料テレビで第 1 位。その他の中南米諸国ではアルゼンチンとコロンビアで も移動通信で主導的地位にある。米国では前払携帯で最大手。オーストリアおよび中東欧では、14 年に 連結子会社としたテレコム・オーストリアを通じて高い市場シェアを有している。

(3) 収益力は、激しい競争よる A RPU の低下や規制の影響などから近年はメキシコやコロンビアを中心に低下 基調にあるものの、欧米の大手通信会社と遜色ない。15/ 12 期の売上高は、移動・固定データ収入の増加 により、8, 942 億ペソと前年同期比 1. 2%の増収となった。費用は、スマートフォンなど端末費用や顧客 獲得費用の増加などから、売上高の増加を上回る伸びとなった。これにより E BIT DA は 2, 672 億ペソと前 年同期比 5. 4%減となり、E BIT DA マージンも 29. 9%と前年の 32. 0%からやや低下した。今後も回線数の 緩やかな拡大が期待されるものの、厳しい事業環境が継続することを勘案すれば、収益力の改善は容易で はないとみている。

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本市場への良好なアクセスを維持しているほか、今後 3 年間に満期を迎える債務償還額をカバーする現金 と未使用与信枠を有するなど十分な流動性も備えている。

(担当)内藤 寿彦・幾島 真 ■ 格付対象

発行体:アメリカ・モバイル(America Movil, S .A.B. de C .V .) 【据置】

対象 格付 見通し

外貨建長期発行体格付 A 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 3 月 9 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一

主任格付アナリスト:内藤 寿彦

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類

と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「通信」(2011 年 12 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) アメリカ・モバイル(A merica Movil, S. A .B. de C . V . )

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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